クローズ外構の必須アイテム・門扉の基本情報
日本の家屋の多くはクローズ外構の作りになっています。
このクローズ外構にとって門扉はとっても重要な存在です。
門扉はお客様をまずお迎えするエクステリアの顔ともいえる部分なので、門扉もしっかりこだわりたいところです。
門扉は大まかに2つのタイプに別れます。
開き戸タイプ
オーソドックスな開き戸タイプは主に3パターンあります。
左右対称の同じ大きさの扉が開く両開きのタイプと、扉が一枚だけの片開きタイプ、そして異なるサイズの扉で構成された親子扉タイプです。
門扉に使うことのできる空間に合わせて、種類を選ぶことが大切です。
スペースはもちろん、エクステリアのデザインやフェンスとの相性を意識して選びましょう。
敷地条件によっても変わりますが、一般的に開き戸タイプの門扉は
敷地に向かって扉が開き、道路から見て右側の扉を使用するものがスタンダードです。
引き戸タイプ、アコーディオンタイプ
引き戸タイプは、扉が横にスライドしていくタイプの門扉で、開き戸ではないので省スペースにも繋がります。
引き戸の場合は手が荷物で塞がっていても開けやすいですし、ベビーカーや自転車なども乗り入れが簡単です。
アコーディオンタイプも同様にスペースが限られる空間でも使いやすいタイプです。門扉が折りたたまれて収納されるので、スライドする分のスペースさえも不要になります。
地面にレールを取り付ける必要のないノンレール式のものもあるので、自転車や車椅子の往来もスムーズです。
門扉に使われる素材
門扉に使われる主な素材やアルミ形材やアルミ鋳物、樹脂などですが、最近はアルミ形材が最も使われていると言えるでしょう。
使われている素材が同じでも、メーカーによってデザインが大きく違うこともあります。
・アルミ形材
非常に軽く、丈夫な素材です。サビ付きにくく、腐食にも強い耐久性が非常に高い素材です。
軽いので扱いやすく、かつ比較的安価で手に入れられるため人気の素材です。
以前は直線的でシンプルなデザインのものがスタンダードでしたが、今は高級感のある豪奢なデザインのものもあります。
・アルミ鋳物
同じアルミですが、アルミ形材に比べて非常に重厚感があり、デザイン性に富むのが特徴的です。
直線的でモダンなものから、美しく曲線を描くクラシカルなものまでデザインが楽しめる一方、目隠しとしての役割には向きません。
プライバシーを守りつつアルミ鋳物を使いたい場合は、門扉を取り付ける角度に注意して、取り付けるようにしましょう。
・ウッド
天然木を素材にした門扉は非常に軽く、加工もしやすいのでDIYが得意な方には好まれるものです。
ナチュラルで可愛らしい雰囲気のお庭やお家にはぴったりです。
しかし、天然木は経年により反ったりカビたりするという欠点があることも事実です。
天然木を使う場合はしっかりと防腐処理や防虫処理を施し、きちんとお手入れすることが大切です。
・樹脂
樹脂で出来た門扉というのも人気があります。ポリスチレンなどの樹脂素材は、とっても丈夫で雨や風に強い素材です。
あまりお手入れをしなくても長く使えますし、最近では木の粉を混ぜることで木のナチュラルさを楽しむこともできます。