人気の人工芝・そのメリットと施工法
ナチュラルテイストのお庭に是非欲しいのは芝生ですが、雑草や虫の問題や終わることのない手入れなど、天然芝にはケアが欠かせません。そこで最近人気が高まっているのは人工芝です。人工芝も一昔前のいかにもな人工芝ではなく、緑一色ではなく枯れた部分も表現してあるリアルな人工芝が開発されて注目を集めています。
では、人工芝のメリットや具体的な施工法はどのようなものがあるのでしょう。
人工芝のメリット
人工芝のメリットは、なんといっても場所を選ばずいつまでも美しい青々とした芝を楽しめることと、メンテナンスがいらないということに尽きます。
天然芝は春から夏にかけてよく育つ時期では月に1、2回は芝刈りをしないとぼうぼうになってしまいます。
また、天然芝は乾燥に弱いので、乾燥する時期のこまめな水やりは必須ですし、数年ごとにエアレーションいう空気を地中に入れてほぐす作業をしないと美しさは保たれません。
これらの手間暇を一切負わなくていいのは、とても大きなメリットと言えるでしょう。
人工芝の施工法
人工芝を本格的にお庭に用いる場合、プロによる作業が必須です。材料自体はホームセンターや通販でも買えますが、地均しや転圧、均一的な施工を考えるならばやはりプロの手は欲しいところです。
プロの行う施工手順は、
①入念に除草作業を行い、雑草を除去します。草の根が残っていると後々隙間から生えてくる可能性があるので、土を掘り起こしてしっかりとチェックします。
②均した地面の上に砕石を敷き均し、専用の機械で填圧し平にします。その後きめ細やかな川砂を敷設して透水性・安全性を高めます。
③下地が出来たらその上に防草シートを敷設しピン止めします。継ぎ目から雑草が生えたり種が入り込まないよう二重に敷き、ズレ防止のためにテープでしっかりと留めます。
④上記の3工程が終わってようやく出来上がった下地の上に、ロール状の人工芝を敷いていきます。施工の際、芝目が自然に見えるよう室内などからの支店をよく確認し、自然に見えるように施工していきます。庭を眺める角度を意識して敷設することで、人工芝特有の光沢感をあまり感じないようにすることが出来ます。
人工芝は専用のピンや接着剤でしっかりと下地と固定するので、完成後お子様が走り回ってもずれることなく安心して過ごすことが出来ます。